試食しない主義になったワケ

( ^^ω)二十歳くらいのときにパン屋でバイトしてたホマ

 

なぜパン屋に応募したかというと、制服が着たかったからホマ

 

チェーン店のパン屋なので、食パン、フランスパン以外は冷凍生地で届き、解凍して、細工(切ったり、ねじったり、具材をのせたり)して焼くだけだったホマ

 

入って最初の仕事は、レジ係で、全てのパンの値段を覚えなければならなかったホマ

 

40種くらいパンあったけど、なんとなく形ごとの法則性はあったし、すぐに覚えたホマ

 

レジが慣れて来たら、オーブン係をやってたホマ。パンごとの温度と時間がマニュアルに書いてあるので、出し入れするだけホマ

 

暑いし、重いし、汚れるし、発酵室のパンを見て出したり、熱が取れたパンを表に出したりを同時進行なので、忙しかったホマ

 

でもオーブン係は接客しなくていいので、ハードだけど楽しかったホマ

 

大変なのはやっぱりレジホマね

 

客が来たらレジ。大型スーパーに入ってたのでめちゃくちゃ忙しいし、大量に買われてたホマ

 

食パンのスライスを頼まれたらするし、レジが終わったら、売り場のパンの整理。

 

客が使ったトングと、トレーをアルコールで一枚づつ拭く。

(すぐに山のようにたまる)

 

重い物は持たないけど、客に作業を中断されるので、イライラする場所ホマ。

 

「あのパンは今日は無いのか」とか「何時に焼ける?」とか聞かれると、中まで聞きに行かないといけないし。

 

レジとかなり離れてたから大変。

 

私が働いてた店は、かなり試食を切って提供してたホマ

 

切ったら、ベルで「チーン!!」と鳴らして、スーパーの客に知らせるシステムだったホマ

 

すると、来るわ来るわ。

 

買う気はさらさらないのに食べに来る人が。

 

スーパーって、色んな人が買い物に来てるからね、そりゃ変なのも混じってるよね。

 

試食魔って、漫画では読んだことあるけど、実際いるんだよね。

 

私が働いてた店では2人居たホマ。

 

1人は無職風の中年男(いつも腕組みしてる)

 

もう1人はマスク、メガネ、帽子装備の主婦(逆に目立つ)

 

こいつらはほぼ毎日売り場に来たホマ。

 

日によるけど昼から夜にかけて、ごっそりと試食を持っていくホマ

 

こいつらが来ると、他のお客さんの分がなくなるので、なるべく取られないように隠してたホマ

 

こいつらも嫌だったけど、毎日、試食切って提供して、食べてるお客さん見てるうちにふと、思ったんだよね

 

 

あ、試食って嫌だな……って思っちゃった

 

食べてるのって嫌だなって

 

私は店員だから、客観的に観察してるけど、試食品を食べてる人は、かなり無防備に本能出てるんだよね。

 

誰かと食事中のときとはまた違うの。

 

大型スーパーの中の試食コーナーのパン

 

だから、無防備なんだよね。

 

その目はハンターそのもの。

 

野獣。

 

人でなくヒト。

 

ケモノ。

 

 

現代日本において、あまり他人の食に対する本能的な部分を見ることはないと思うホマ。

 

飲食店でバイトしてたときともまた違うんだよね。

 

パン屋のバイトを通じて、浅ましさ、愚かさを学んだホマ

 

だから、私はパン屋で働いてからは、デパ地下とかでも試食しない事にしてるホマ

 

買うつもりならいいかもしれないけど、やはり人前で食べるという行為に抵抗があるホマ

 

 

気のおけない友人ならともかく、知人程度の仲の食事会では控えめに食べるようにしているホマ

 

 

バラエティ番組でも芸能人が食べるシーンが多いけど、私だったらその仕事は受けないと思うホマ

 

食べることを仕事にしてるプロは、それでいいとも思うけどね。

 

ギャル曽根は美しく見える食べ方を研究している)

 

 

(#^^ω)あたしゃケモノは許さないよ!!!