【音楽とか本とか】消費者として、生産者として思う事
( ^^ω)長く活動しているアーティストのファンだったりすると、どこかで作風が変わって、なんか合わなくて離れた事があると思うホマ
私の経験だと椎名林檎の
「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」「『加爾基 精液 栗ノ花』
リリースごとに大衆を蹴散らしていく姿勢に私は蹴散らされたホマ
(東京事変よりまた聴きだす)
globeのトランス期......
birdの大沢伸一プロデュース終了後......
MONDO GROSSOの「MG4」以降......など。
◆消費者としては、「これまでの路線でやってりゃいいのに......」という思いはあったよね。「なーんで変な方向に行くかなー」って。
みんなにもあるはず。
でも今自分が、少なからずデザインを提供する仕事をしていて思う事は
変わらなければ、生き残れない
ということ。
日用品だったら、【一定のもの】が求められるよね。
例えばスポンジとか、ティッシュとか、歯ブラシとか。
色とか、形状が多少変わっても、基本は同じだよね。
◆ところが、音楽とか、小説って、嗜好品。
生産者からすると、同じ事をやってられないし、どんどんバージョンアップしていかないといけない。
デビュー時は最大公約数を狙うために本来やりたい事を抑えている部分もあるのだろう。(偉い人の指示)
だからある程度売れるとマニアックな路線に行く。
どんどん新規ファンを取り入れないと、ファンは必ず減るし(飽きられたり、死んだり)
ある小説家は、ファンから「また○○みたいな本を書いてください」
の返事に
「それはもう書きました」
だからね。この言葉に全て集約されているよね。
◆気をつけないといけないのは、生産者はつい先のことばかり見すぎて、先に行き過ぎちゃう事。
時代や大衆を置き去りにしちゃう......
売れる土壌ができてなかったりする。
私を含め、大衆は新しすぎるとついていけない。
クリエイター同士の世界に居たり、ネットの世界を見ていると、世の中がどんどん変わって行くように思えるけど、リアルの世界大衆の変化ってめっちゃ遅いんだよね。
そして5年とか10年くらい経ってから、受け入れられていく。
ビジネスとしてやっているので、売れなければならないし、新しくもなければならないし、バランスが難しいね
globeトランス期(アルバムLEVEL4が好き)の作品なんか歌詞も音も今聴く方が楽しめるもんね。わたしは。
TKは天才。
中古だとかなり安い。人気無いし......
- アーティスト: globe,TETSUYA KOMURO,KEIKO,MARC,YOSHIKI,TK
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: CD
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◆私を含めた凡人にはバカ丁寧な解説が必要なので、生産者はぜひ泥臭くてバカ丁寧な解説をしてください......
「しゃらくせぇ アートなんだから感じろ」
っていう尖った姿勢も好きだけどね。